赤ちゃんが生まれ、お兄ちゃんお姉ちゃんが、赤ちゃん返りして大変なんです。
という話をよく聞きます。
自分でご飯を食べられるのに食べさせてもらう。
一人でトイレに行けなくなった。など、
今まで出来ていた事が出来なくなるので、手が掛かって大変です。
自分に向いていた目や愛情が、全部赤ちゃんにいってしまったような感覚、わかりますね。
寂しい思いをさせて可哀そうだなと思う反面「忙しい時に限ってどうしてこんな事するの?」と、
つい大きな声を出してしまい...あとで後悔。
そんなパパ・ママに「ちょっとだけ」という絵本を紹介します。
なっちゃんは、お姉ちゃんになりました。
お買い物の時、手をつなぎたいけれど赤ちゃんを抱っこしているのでつなげません。
ちょっとだけママのスカートをつかんで歩きました。
着替えようとした時、髪を結んでもらいたい時、ママは赤ちゃんのお世話をしているので自分でやってみます。
ちょっとだけ成功しました...
私は読んでいくうちに、涙が出そうになりました。
テーブルにこぼした牛乳を見て叱るのではなく、
コップに少し入った事を「ちょっとだけ成功した」と褒めてあげれば良かった。
約二十年前の事を昨日の事のように思い出し反省しました。
日常の忙しさを理由に、つい感情が先走る事がありますね。
絵本の中のママは、別の見かたを教えてくれます。
病院1階のひだまりと、産婦人科病棟に置いてありますので、機会があったら読んでみて下さい。
東葛病院外来師長 M
「ちょっとだけ」
作:瀧村有子
絵:鈴木永子
福音館書店刊行
産婦人科です。
昼夜の寒暖の差が大きくなり、日ごと秋を感じますね。
昨年に続き、柏市立柏中学「命の集会」に呼んでいただきました。
針の穴ほどの受精卵が、9ヶ月かけてものすごいスピードで成長すること、その間お母さんやお父さん、周りの人みんなで赤ちゃんを守っていること、ここにいる全員がみなぎる生命力を持って生まれてきたことをお話してきました。はにかんだり、うつむいたりしながら静かに真摯に聞いてくれました。
思春期真っ只中、もやもや、むしゃくしゃしたり、家族や他人にわけもなく怒りがこみ上げてくることもあるかもしれません。そんなときにふと今日の話を思い出して乗り越えてくれるといいなと思っています。
2015年頃のブログに産婦人科の紹介として
東葛病院では「旦那様の立会いの帝王切開をやっています」という記事を載せてもらったことがありますが、
(過去の記事はこちら)今回は、何と! その記事を探して、東葛病院で出産をしたいと
希望して、里帰りしてきたから、メッセージを頂きました!
「帝王切開で諦めていた、念願の立会い出産を実現して頂きました。
妊婦健診時の助産師さんとのカウンセリング、
手術前の麻酔科の先生との打ち合わせなど、本当に手厚いケアで
安心して出産が出来ました。有難うございました。」
こんなメッセージを頂くと、大変でも、やってて良かった。
またお母さんと赤ちゃんのニーズは何かな?
どう寄り添った看護が出来るだろう?
と頑張れる気がします。
今後共、
東葛病院の産婦人科を宜しくお願いします!
こんにちは、産婦人科です。
最近町中にキンモクセイの甘い香りがほんのり漂っていますね。
去る9月16日土曜日、マタニティクラス「育児編」を開催しました。
8人の妊婦さんやそのご家族、計14名が集まって下さいました。
前回の「妊娠生活編」以来再会した妊婦さんもいらっしゃるようで、
話し合いの時間も穏やかに盛り上がっていました。
マタニティクラスの醍醐味は、なんといっても同じ妊婦さん同士の交流です。
SNSがコミュニケーションの主体になっている昨今ですが、
何かと不安な妊娠中や育児中は、同じ悩みを分かち合うだけで心が軽くなるものです。
マタニティクラス、どうしようかな・・・と悩んでいる方がいたら、是非参加して「妊婦あるある」話を楽しみに予約していただけたらうれしいです。