求められる事業を一緒につくる 2012年4月(下)
求められる事業を一緒につくる
新病院建設にあたって、私たちはどのような病院を造るのかを、職員、友の会の方々と一丸になって検討してきました。
最終的に行き着いたところは、「地域の方々が必要とする病院を造る」ということです。一見当たり前のようですが、現在の厳しい情勢の中、医療業界といえども、ともすると経営優先になりがちです。
しかし、私たちは利益云々ではなく患者様方が本当に求めているものを一緒に創りあげたいと思っています。
具体的には、
1、24時間救急体制を充実させ、軽症の方から重症の方まで幅広く対応でき
るようにすること。
2、小児医療を拡大して地域の子どもたちが健やかに成長していける環境を造
ること。
3、産科を開始していますが、より地域の方が安心して出産できるようにする
こと。
4、慢性期医療、在宅医療の分野では、とくに高齢者の方々が地域の中で安心
して過ごせること。
5、健診活動も旺盛に行い勤労世代の健康を守ること。
など多岐にわたります。
これらはいずれも、今までも行ってきましたが、マンパワー不足、施設面での制約などで十分とは言えませんでした。
新病院建設にあたっては、これらの問題点を解決し、より良い医療を提供できるよう努力したいと考えています。
みなさまのご協力のほどよろしくお願いいたします。
建設委員会委員長代行 濱砂一光