小児医療構想 2012年8月
2012年8月号
小児医療編
当院の小児医療は、2002年に常勤医1名が着任し、この10年間で大きな変貌を遂げました。
今では小児科の常勤医は6名になり、外来、入院、救急、保健予防活動など幅広く活動しています。
流山市は2005年のつくばエクスプレス開業により、年少人口が増加に転じ、小児医療の需要が高い地域に変化しました。
2005年と比較すると昨年の外来患者様は、約2.5倍の受診数となっています。
現在、新病院建設の準備を進めていますが、流山セントラルパーク駅前への移転により、さらに患者様が増える事が予想されます。
当院には、流山市の小児医療の中核的役割が求められており、専門外来(小児神経、アレルギー、感染症など)の充実、入院診療、救急診療、新生児の診療等の拡充を考えています。加えて大変不足している、障がい児の医療、療育など取り組むべき課題は多くあります。
新病院では、受診のしやすさを考え、小児科外来は他の外来と分けて1階に配置しました。また、病棟は、現在の10床から20床へ増床予定です。重症児の診療や検査入院など様々なニーズに応えられるよう準備を進めています。また、看護師はじめスタッフは小児科専属として、専門性の高い診療、看護を行っていきますのでご期待ください。
小児科医長 医師 熊谷 勇治
*(注)こちらの記事は、過去の東葛の健康に掲載された記事に、若干の修正を加え再掲したものです。
現在の状況とは変更がある場合がございますがご了承ください。