緩和ケア病棟編 2013年3月
2013年3月号
緩和ケア病棟編
緩和ケアとは患者様やご家族の身体的・精神的苦痛を和らげ、自分らしく生活して行く事を支援させていただくケアのことです。
緩和ケア病棟では、積極的な抗がん剤治療や延命治療は行いませんが、患者様とご家族の多様な辛さ・苦しさを和らげるために、医師や看護師をはじめ様々な医療スタッフが協力して対応します。
そして、患者様の意志を尊重するとともに、その人らしく穏やかに過ごせることを目標にします。ご自宅で過ごされることを希望されれば在宅療養のお手伝いもします。
緩和ケア病棟の20床の部屋は、すべて個室となっており、トイレ、洗面も完備していますので、ご自分のペースで過ごすことができます。ご家族が泊まることもできる広さを準備しています。デイルームには自由にご利用できるミニキッチンを用意しました。
現在東葛病院では『緩和ケアチーム』が、がんの痛みや倦怠感、食欲不振などのつらい症状の相談を行っています。
患者様やご家族の不安、いらだちなどの精神的苦痛を緩和するお手伝いをしたり、療養場所の選択について相談を受けたりもしています。
新病院開設後は、この活動を主に緩和ケア病棟で担っていきます。
緩和ケア担当 医師
片岡 優子
*(注)こちらの記事は、過去の東葛の健康に掲載された記事に、若干の修正を加え再掲したものです。
現在の状況とは変更がある場合がございますがご了承ください。