1 造影剤とは何ですか?
レントゲン写真にコントラストをつける注射薬で、静脈へ投与されます。水溶性ヨード造影剤が使われ、腎臓の働きが正常であれば注射後6時間で約90%が腎臓から尿として排出されます。
2 造影剤を使うメリットは何ですか?
白黒写真とカラー写真では情報量が違うように、造影剤を使うと、ひとつの写真から多くの情報が得られるようになります。静脈内に注射された造影剤は、血管を通って全身の臓器に分布します。これにより、血管とそれ以外の臓器の区別、臓器の血流状態、病変部の造影剤の分布が分かり、病変部位の確定、広がりなど診断の助けになります。
3 造影剤の副作用は何ですか?
副作用の少ないものも開発されていますが、すべての人に全く副作用を起こさない薬はありません。以下のような頻度と症状が言われています。
- 3%程度の頻度:皮膚発赤、じんましん、咳、吐き気、頭痛、心悸亢進
- 0.04%程度の頻度:悪寒、嘔吐、血圧低下、冷汗、呼吸困難、喘息大発作
- また、10万人に1人程度ですが、ショック、心停止、呼吸停止、肺浮腫など、重篤な症状が出る事があります。
造影剤を使うと、腎機能を悪化させる事があります。以下に該当する方は造影剤のメリットとデメリットについて、十分理解される事をお勧めします。
- ○以前、造影剤で具合が悪くなった事がある。
- ○ご本人、または血縁者に喘息やアレルギーがある。
- ○腎臓の病気を持っている。
※糖尿病薬メトホルミン塩酸塩(メトグルコなど)を内服されていますか?(別紙説明書あり)
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