電子カルテ編 2013年9月
2013年9月号
電子カルテ編
東葛病院・付属診療所では2013年7月1日から電子カルテシステムが稼働しました。
紙のカルテに記録するのではなく、パソコンに診療記録などを入力する電子カルテは、「医療の質と安全性向上」と「情報共有」が利点と言えます。
一つ目は「医療の質と安全性向上」です。電子カルテになることで、検査や薬の指示が「手書き」でなくパソコンで行われます。字の読み間違いや、転記間違いがなくなることで医療事故が起きにくくなります。
また、薬の用量や種類の間違いも電子カルテのシステム上で自動的にチェックされるため、安全性は大きく向上します。
二つ目の「情報共有」は今後の東葛病院・付属診療所にとっても重要なことです。現在の付属診療所と新病院の距離が離れても、同じ電子カルテで診療を行うため、情報共有は簡単です。
かかり付けの付属診療所から東葛病院へ入院紹介や検査をすることになっても、患者様に関わる診療内容や検査結果を簡単に伝えることが可能となります。
電子カルテは新病院建設に向けた準備の一つとして動き始めました。
将来は、このシステムを通じて、地域の診療所や訪問看護などと、情報共有することを目指しています。
電子カルテ委員会 事務局長 加川 豊
(注)こちらの記事は、過去の東葛の健康に掲載された記事に、若干の修正を加え再掲したものです。
現在の状況とは変更がある場合がございますがご了承ください。